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こどもの地頭の鍛え方

自分の子供にはできれば頭がよくあってほしい。

親ならきっとそう思いますよね。

じゃあ、もともとの頭の良さ、いわゆる「地頭」はどう鍛えればよいのでしょうか。

今回は子供の「地頭」の鍛え方についてお話します。

ポイント

地頭の良さを鍛えるには「会話」が大切!!

結論から先に言うと、地頭の良さを鍛えるには幼児教育も特別な塾なども必要なく、とにかくまずは「会話」が大切です。

相手の目を見て会話することというのは脳にとってかなりの刺激になります。

刺激によって脳は成長します。

子供だけでなく大人にとってもそうです。

これはたくさんの脳科学の研究結果からも解明されつつあり、いまのところ正しい説といえます。

気になる方は「脳 成長」とか、「子ども 脳 成長」などとググってみてください。

スキンシップ=心の成長 会話=脳の成長

子供の脳の成長に必要なものとしてまずあげられるのは「スキンシップ」が多いですよね。

これももちろんとても大切なことだと思います。

大昔に人とのスキンシップを禁止して赤ちゃんを育てるという鬼畜の実験が行われたことがあるそうなんですが、どの赤ちゃんも1年も持たずに死んでしまったのだとか。

この話が本当かウソかは確かめようもないのですが、赤ちゃんの成長にスキンシップが必要だという説はかなり有力なんではないかと思います。

スキンシップによる効果は

  • オキシトシンの分泌(別名愛情ホルモン)を促す
  • 成長ホルモンの分泌を促す

などが挙げられています。

またオキシトシンの分泌によって

  • セロトニンを運ぶニューロンの動きを助ける
  • ストレス耐性を高める
  • 情緒が安定する

といった効果があるとされています。

スキンシップ=心の成長

といった位置づけになるでしょう。

対して会話の位置づけは、脳の成長 です。

会話することで言葉を使う能力が鍛えられます。

そして、人間は言葉を通じて物事を記憶しています

そのためにまだ言葉を知らない赤ちゃんは記憶力が弱いのです。

もう少し詳しく言うと、言葉によって記憶が整理され、引き出すことが可能になるということです。

赤ちゃんも短期的にはいろいろなことを覚えているでしょう。

でも、それらの記憶にはなんのラベルもない状態なので、思い出すことができないのです。

つまり言語能力はそのまま記憶力にもつながっていることになるのです。

大人だって、全く名前のわからないものは覚えられないのだから、言われてみればあたりまえなんです。

そしてその言語能力を鍛えるには「会話」が一番適しています。

会話しているときの脳はフル回転しています。

①考えて ②言語化して(適した言葉を探して) ③話しながら相手の反応を見て ④相手の意見を聞いてまた返す言葉を考えて

・・・と繰り返していきますよね。

文字にしてみると本当に大変なんです(笑)

相手がいることでやらなきゃいけないことが何倍にも増え、脳はどんどん活動していきます。

自分が伝えたいことを的確に言葉にするのは結構難しいですよね。

その活動で「地頭」が鍛えられるのです。

すべての学習に通じているのは「国語力」の強化だと思います。

何かを伝えるときには言葉を使います。

理解するときにも国語が基本になります。

理系の人間だって論文を書く時には国語力が必要になります。

その国語力の強化には、本を読むこともよいですが、「会話」が大事です。

本を読むことはあくまでインプットにすぎません。

インプットした知識はアウトプットしてこそ意味があります。

頭の中でぐるぐるしている段階から、言葉にすることで初めて本当の知識になります。

伝えられるということは記憶にも残っていることになり、知識の確認にもなります。

「会話」することで記憶力の向上にもつながるということはもう明らかなのです。

さあ、「会話」しましょう!

もうここまでくれば「会話」しない手はないですよね!

もちろんこんな風に言われなくっても毎日会話してると思います。

なので、今日からはもう少し意識してお子様の頭の中を整理する手助けをしてみましょう。

例えばお子様に何か好きなもの(ゲームとかテレビ番組など)の中で、あなたがあまりよく知らないものの説明をしてもらってみてください。

どうですか?理解できましたか??

私はよく自分の子供にアプリゲームについて説明してもらいます。

まあ意味不明なこと(笑)

ですがそこでググったりするのはちょっとまってください!

最初は意味不明なゲームのように聞こえても、質問ゲームのように少しずつ理解しようとしてみてください。

あくまでも楽しくできる範囲で大丈夫です。

何をどうやって説明すれば相手が理解できるのか。繰り返しやっているとだんだん上手になっていきます。

「それはどんなキャラが出てくるの?」

「戦うゲームなの?」

「何をしたら勝てるの?」

など、なかなか質問するほうも考えなければなりませんが、結構楽しいのでやってみてください。

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